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身元保証セミナー

身元引受人いない場合の老人ホーム入居、どうすればいい?【解決策と安心のサポート】

「身元引受人がいない…」
この言葉には、深い不安と孤独感が込められています。
長年一人で頑張ってこられた方、親族が遠方にいる方、あるいはもう頼れる人がいない方――。
老人ホームや高齢者施設への入居を考えたとき、多くの方が最初に直面するのが**「保証人・身元引受人が見つからない」**という現実です。

私は、一般社団法人セカンドライフ支援協会で入居支援を担当している52歳の男性です。日々、多くの高齢者の方やそのご家族からご相談をいただき、「身元引受人がいない」というお悩みに寄り添ってまいりました。
この記事では、あなたの状況に合わせて、安心して入居手続きを進めるための方法を具体的にご紹介いたします。

身元引受人が必要とされる理由

1. 老人ホームや施設側の立場

多くの施設では、契約時に**「身元引受人」**を求めます。
これは、万が一の緊急時や金銭的な滞納、医療判断が必要な場合に対応できる人が必要だからです。施設としても、安心して入居者を受け入れるための体制づくりとして、この条件を設けています。

2. 行政・医療機関との関係

医療行為の同意、手術や治療の判断、また入院後の退院調整など、第三者の関与が必要な場面は少なくありません。
こうした時に、家族や保証人がいない場合、施設や病院の対応が止まってしまうこともあります。

「身元引受人いない」方によくある状況

  • 親族が遠方または疎遠で連絡が取れない

  • 子どもがいない、または独身で兄弟姉妹も高齢

  • 家族はいるが、事情により保証人になれない・ならない

  • 過去の人間関係から頼みにくい状況

 

たとえば、私が以前サポートした70代女性の方は、長年一人暮らしで、弟さんが唯一の親族でしたが、海外在住で連絡も難しい状態でした。施設見学まではスムーズでしたが、「保証人がいない」と契約直前で入居が止まってしまったのです。​

身元引受人がいないと入居できないのか?

結論から言うと、方法はあります。
確かに多くの施設では身元引受人が必要ですが、近年では社会的背景の変化に伴い、代替手段や保証サービスを利用する方が増えています。
この流れを理解すれば、「身元引受人がいない」状況でも安心して次のステップへ進むことができます。

解決策1:身元保証サービスの利用

特徴

身元保証サービスは、専門の団体や法人が保証人の役割を担う仕組みです。
契約手続きや緊急時の連絡対応、医療同意、万一の際の身柄引き取りや葬送手配までカバーするプランもあります。

メリット

  • 家族や友人に負担をかけずに入居できる

  • 契約後も継続的なサポートを受けられる

  • 複数の施設で利用実績があるためスムーズに受け入れられる

実際の事例

当協会でサポートした70代後半の女性は、保証サービスを利用することで、わずか1か月で希望の老人ホームに入居できました。契約書類も施設との間で直接やり取りし、ご本人は健康面に集中することができました。

解決策2:地域包括支援センターや行政の支援

お住まいの地域の「地域包括支援センター」や役所の高齢者福祉課に相談することで、保証サービスや協力団体を紹介してもらえることがあります。
特に、生活保護を受給されている方や低所得の方には、行政が契約をサポートするケースもあります。

解決策3:施設独自の対応制度

一部の老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、身元引受人がいなくても入居できる制度を設けている場合があります。
ただし、施設ごとに条件や対応範囲が異なるため、見学や面談時に必ず確認が必要です。

解決策4:信頼できる第三者への依頼

長年付き合いのある友人や知人、信頼できる専門家(司法書士、行政書士など)に依頼する方法もあります。ただし、契約や緊急時対応の負担が大きく、相手の合意が必須です。

「身元引受人いない」場合の入居までの流れ(例)

  1. 現状整理
     身元引受人がいない理由と、代替案の有無を明確化します。

  2. 情報収集
     保証サービスや施設の条件を確認します。

  3. 相談窓口の活用
     地域包括支援センターや専門団体に連絡します。

  4. 契約手続き
     必要書類を揃え、施設と保証団体の間で契約します。

  5. 入居準備
     引っ越し、医療情報の共有、生活用品の準備を行います。

費用の目安

身元保証サービスの費用は、内容や地域によって異なりますが、入会金5万円〜30万円程度、月額数千円〜数万円が一般的です。
一括契約で数十万円~100万円以上になるケースもありますが、安心して生活を始められる価値を考えると、必要な投資と感じられる方が多いです。

まとめ

「身元引受人がいない」という状況は、決して珍しいことではありません。
そして、今の時代は、その状況に合わせた解決策が複数あります。
大切なのは、「諦めないこと」と「信頼できる相談先を持つこと」です。

私たち一般社団法人セカンドライフ支援協会は、どんなご事情の方にも寄り添い、最適な方法を一緒に探します。
どうぞ一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。
あなたが安心して新しい生活を始められるよう、私たちは全力でサポートいたします。

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